「重要性がある」の定義を明確化するために、IAS第1号「財務諸表の表示」及びIAS第8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」に軽微な修正を行うことを提案。2018年1月15日までコメント募集。
修正案では、次のようにするために、「重要性がある」の定義を精緻化し、適用を明確化するものとしている。
・IFRS基準における定義と「財務報告に関する概念フレームワーク」(「概念フレームワーク」)における定義の文言を一致させ(文言は現時点で類似しているが同一ではない)、当該文言に若干の軽微な改善を加える。
・IAS第1号における既存の補強的な要求事項の一部を定義に織り込んで、それらをさらに目立たせるようにする。
・「重要性がある」の定義に付属している説明の明瞭性を向上させる。
[案]IAS第1号「財務諸表の表示」の修正
IAS第8号「会計方針、会計上の見積り変更及び誤謬」の修正
重要性がある
情報は、それを省略したり、誤表示したり覆い隠したりしたときに、特定の報告企業の一般目的財務諸表の主要な利用者が当該財務諸表に基づいて行う意思決定に影響を与えると合理的に予想し得る場合には、重要性がある。
実務記述書第2号
IAS第1号及びIAS第8号の修正案
管轄:国際会計基準審議会